Windows 10/11いつものプリセットJSON出力

fileeコマンドライン

コマンドプロンプト、PowerShell、自作のスクリプトから、アプリと同じエンジンとプリセットでファイルを変換できます。フォルダーに入ったファイルを自動で変換させることもできます。すべてPC上で完結します。

D:\Photos> filee convert *.heic --to jpg
ok    IMG_0412.heic -> IMG_0412.jpg
ok    IMG_0413.heic -> IMG_0413.jpg
ok    IMG_0414.heic -> IMG_0414.jpg
Converted 3 of 3 file(s).

fileeコマンドを使えるようにする

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    セットアップでチェックを入れたままに

    Fileeインストーラーのオプションページで、Add the "filee" command to PATH(fileeコマンドをPATHに追加)にチェックを入れたままにします(既定でオン)。インストール済みの場合は、最新のインストーラーをもう一度実行してください。

  2. 2

    新しいターミナルを開く

    コマンドプロンプト、PowerShell、Windows ターミナルの新しいウィンドウを開き(すでに開いていたウィンドウには新しいPATHが反映されません)、filee versionを実行します。

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    ポータブル版やPATHを使わない場合

    必要なものはすべてFileeフォルダーにあります。そこでfilee-cli.exeを実行するか、cliフォルダーを自分でPATHに追加してください。アプリを起動しておく必要はありません。

クイックスタート

ファイル名、*.heicのようなワイルドカード、フォルダー全体を指定できます。-oを付けない限り、結果は元のファイルの隣に保存されます。

コマンド

filee convert

filee convert <files or folders...> (--to <format> | --preset <preset>) [options]

ファイル、ワイルドカード(*.heic)、フォルダーを変換します。フォルダーを指定すると、その中のFileeが認識できるファイルを変換します。サブフォルダーも含めるには-rを付けます。変換先の形式か、プリセットのどちらかを指定してください。

オプション

-t, --to <format>変換先の形式(IDまたは拡張子):jpg、png、webp、pdf、docx、hwpx、mp4、mp3…(filee formatsを参照)
-p, --preset <preset>アプリのプリセット。IDまたは名前で指定(filee presetsを参照)
-o, --output <folder>元のファイルの隣ではなく、指定したフォルダーに保存
-r, --recursiveサブフォルダーも含める
-q, --quality <1-100>JPG、WebP、AVIFなど非可逆形式の画質
--overwrite既存の出力ファイルを上書き(既定では新しいファイル名に番号を付けます)
--skip既存の出力ファイルはそのままにする
--keep-dates変換後のファイルに元のファイルの作成日時と更新日時を引き継ぐ
--json結果をスクリプト向けに1つのJSONドキュメントとして出力
--quietエラー以外は何も出力しない

filee watch

filee watch <folder> (--to <format> | --preset <preset>) [options]

Ctrl+Cを押すまで、フォルダーに追加されたファイルをすべて変換します。-oを付けない限り、変換後のファイルはフォルダー内のconvertedフォルダーに保存されます。

オプション

-t, --to <format>変換先の形式
-p, --preset <preset>アプリのプリセット。IDまたは名前で指定
-o, --output <folder>変換後のファイルの保存先(既定:<フォルダー>\converted)
-r, --recursiveサブフォルダーも監視(出力でもサブフォルダーの構成を保持)
--move-originals変換した元のファイルを<フォルダー>\originalsに移動し、開始時にすでに入っているファイルも変換
--settle <seconds>ファイルが変化しなくなってから変換するまでの秒数(既定:2)
--keep-dates変換後のファイルに元のファイルの作成日時と更新日時を引き継ぐ
--quietエラー以外は何も出力しない

filee formats

filee formats [<format>]

すべての形式をIDと拡張子付きで一覧表示します。形式を指定すると、その形式の変換先を、追加エンジンで増えるものも含めて表示します。

filee presets

filee presets

内蔵プリセットとアプリで作成したプリセットを、ID、名前、変換先の形式とともに一覧表示します。

filee help

filee help [<command>]
filee version

すべてのコマンドまたは特定のコマンドの使い方と、インストールされているバージョンを表示します。

監視フォルダー

ダウンロード、スキャン、ほかのアプリからの書き出しなど、フォルダーに入れたものを自動で変換させましょう。

  • ファイルは書き込みが完了してから変換されます。サイズが増えなくなり、ほかのプログラムで開かれていない状態になるまで待つので、ダウンロード中や時間のかかるコピーも安心です。
  • 一時ファイルや隠しファイル(.crdownload、.part、.tmp、~$ファイル)と、Fileeが認識できない形式は無視します。
  • 変換後のファイルは、監視フォルダー内のconvertedフォルダーか、-oで指定した場所に保存されます。-rを付けると、サブフォルダーのファイルはそのサブフォルダー構成のまま保存されます(2025\a.png → converted\2025\a.pdf)。
  • --move-originalsを付けると、変換した元のファイルがoriginalsに移動するので、フォルダーを受信箱のように使えます。開始時にすでに入っているファイルも変換します。

アプリでバックグラウンド実行も

Fileeの監視フォルダーページなら、ターミナルなしで同じことができます。フォルダーを追加してそれぞれにプリセットを選べば、Fileeがタスクトレイで動作している間に変換されます。

D:\Inbox> filee watch . --to pdf --move-originals
Watching D:\Inbox → PDF, saving to D:\Inbox\converted. Press Ctrl+C to stop.
ok    scan-0412.jpg -> converted\scan-0412.pdf

スクリプトで使う

--jsonは各ファイルの結果を含む1つのJSONドキュメントを出力し、終了コードで処理結果をスクリプトに伝えます。

--json

{
  "preset": "WEBP",
  "target": "webp",
  "converted": 2,
  "skipped": 0,
  "failed": 1,
  "files": [
    {
      "source": "D:\\Exports\\cover.png",
      "state": "done",
      "outputs": [ "D:\\Exports\\cover.webp" ]
    },
    {
      "source": "D:\\Exports\\broken.png",
      "state": "failed",
      "outputs": [],
      "error": "The engine reported an error (improper image header)"
    }
  ]
}

終了コード

0失敗なし
1一部のファイルが失敗(ほかは変換済み)
2引数の誤り、不明な形式やプリセット、または入力が見つからない
3変換するものがない

PowerShellの例

$result = filee convert D:\Exports\*.png --to webp --json | Out-String | ConvertFrom-Json
if ($LASTEXITCODE -eq 1) {
  $result.files | Where-Object state -eq 'failed' | ForEach-Object { "$($_.source): $($_.error)" }
}

知っておきたいこと

  • エンジンとプリセットはアプリと共通です。Fileeで作成・変更したプリセットは、すぐに--presetでIDまたは名前で使えます。
  • 追加エンジン(FFmpeg、LibreOfficeなど)は、アプリの「設定」→「変換エンジン」でインストールします。どの変換にエンジンが必要かはfilee formats <形式>で確認できます。
  • ワイルドカードはfilee自身が展開するので、*.heicはPowerShellと同じようにコマンドプロンプトでも使えます。スペースを含むパスは引用符で囲んでください。
  • アップロードはなく、インターネット接続も不要です。アプリと同じく、ファイルはPC上で変換されます。
  • メッセージは英語で表示されるため、どのPCでもスクリプトやログの内容が同じになります。

fileeコマンド付きのFileeを入手

コマンドラインはWindows 10/11版のFileeに付属しています。無料、オープンソース、オフラインで使えます。

Windows版をダウンロード

macOSはプレビュー版です。LinuxはUbuntu 22.04以降が必要で、ドラッグジェスチャーにはX11が必要です(KDE PlasmaのWaylandでは実験的機能)。

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